ニキビは治ったはずなのに、「赤みや凹凸が残っている」「肌がなめらかに戻らない」といったニキビ跡の悩みを抱える男性は少なくありません。
特に大人の男性の場合、時間の経過とともに肌の生まれ変わりが追いつかず、ニキビ跡が残りやすくなることもあります。
ディズムクリニックは、メンズ専門美容クリニックとして、ニキビ跡を肌質の問題として捉え、医療の視点から改善を目指すことを大切にしています。
本記事では、男性のニキビ跡が残りやすい理由と、美容医療での考え方について解説します。
本記事の監修医師
D-ISMクリニック院長
薄井 庸孝
Nobutaka Usui
埼玉医科大学医学部卒業
埼玉医科大学総合医療センター放射線科入局
昭和大学病院放射線学教室入局
昭和大学横浜市北部病院放射線科入職
D-ISMクリニック入職
D-ISMクリニック院長就任
皮膚科
美容皮膚科
再生医療
放射線科
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本美容皮膚科学会
日本再生医療学会
放射線学会
ニキビ・ニキビ跡とは
ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりを背景に、皮膚常在菌であるアクネ菌が増殖することで生じる皮膚の炎症です。
初期段階では白っぽく見えるものや赤みを帯びたものなど、進行の程度によって見た目や症状に違いがあります。
多くの場合、炎症が落ち着くと自然に改善していきますが、炎症が強かった場合や治癒までに時間を要した場合には、色素沈着や凹凸といったニキビ跡として残ることがあります。
自己流ケアで改善しにくい理由

ニキビ跡の中でも、特に改善が難しいとされているのが、クレーター状(凹凸)のニキビ跡です。
炎症が皮膚の深い層である真皮層にまで及んでいる状態と考えられており、セルフケアのみで元の状態に戻すことは難しいケースが多いとされています。
その理由のひとつは、皮膚の内部構造の変化を伴っていることが多いためです。
特に、炎症が深く及んだ場合には、真皮層のコラーゲン構造が乱れ、凹凸や質感の変化として残ることがあります。
こうした状態では、表面的なケアだけで元の肌状態に戻すことは難しく、肌状態に応じた医療的なアプローチを検討することが大切です。
ニキビ跡に対する美容医療の考え方

美容医療では、ニキビ跡を次のように段階的に捉えます。
- 肌のターンオーバーを整える
- 肌質や凹凸の改善を目指す
- 将来的な肌トラブルを防ぐ
当院では、症状や肌状態に応じて、ピーリング、光治療、創傷治癒を用いた治療などを組み合わせて提案する場合があります。
※治療内容は医師の診察により判断されます。
ピーリングとは
ピーリングは、薬剤を用いて古くなった角質をやさしく除去し、肌のターンオーバーを整える治療です。
ニキビ跡では、色素沈着や肌のごわつきが気になるケースで用いられることがあります。
当院では、肌状態に合わせて使用する薬剤を調整しています。
ピーリングは、肌の生まれ変わりをサポートしたい場合、他の治療の土台づくりとして検討されることが多い治療です。
フォト光治療とは
光治療は、特定の波長の光を肌に照射し、肌全体のコンディションを整えることを目的とした治療です。
ニキビ跡に対しては、赤みが残っている場合や肌の色ムラが気になる場合などで検討されることがあります。
ディズムクリニックでは、肌状態を見極めたうえで治療回数や間隔も、医師が診察のうえでご提案しています。
創傷治癒を用いた治療とは
創傷治癒を用いた治療は、肌に微細な刺激を与えることで、本来備わっている修復反応を引き出すことを目的とした治療です。
凹凸のあるニキビ跡に対して検討されることの多いアプローチで、当院ではダーマペン・ポテンツァ・トライフィルをご用意しています。
ダーマペン
ダーマペンは、極細の針で肌表面に微細な傷をつけ、創傷治癒の過程を利用して肌質改善を目指す治療です。
ニキビ跡では、凹凸が気になる場合や肌の質感を整えたい場合などに用いられることがあります。
微細な傷が修復される過程では、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの生成が促されるとされており、この働きを利用して、凹凸や毛穴の目立ち、ごわつきといった質感の変化にアプローチしていきます。
針の長さ(深さ)は、肌状態や部位、お悩みの程度に応じて細かく調整できるため、比較的浅い凹凸から深めのクレーターまで、幅広い状態に対応しやすい点が特徴です。
施術後は一時的に赤みやほてりが生じることがありますが、数日程度で落ち着くことが多く、忙しい男性でも取り入れやすい治療のひとつです。
ポテンツァ(ドラッグデリバリー)
ポテンツァは、マイクロニードルと高周波(RF)を組み合わせた治療です。
ダーマペンと同様に、肌に微細な刺激を与えることで創傷治癒反応を利用しながら、より深い層へのアプローチを検討する場合に選択されることがあります。
また、ポテンツァの特徴のひとつとして、ドラッグデリバリー(薬剤導入)を併用できる点が挙げられます。
マイクロニードルによって形成された微細な通路を利用し、目的に応じた薬剤を肌内部へ届けることで、治療効果を高めることが期待されるとされています。
ポテンツァの最大の特徴は、極細の針の先端から高周波(RF)エネルギーを照射し、肌の深い層である真皮層へ直接熱を届けられる点にあります。
針による物理的な刺激に熱の作用が加わることで、創傷治癒反応がより深い層で働き、コラーゲンの生成が促されるとされています。ダーマペンとの違いは、この「熱エネルギー」の有無にあります。
また、針の深さやRFの出力、使用するチップ(先端部分)は肌状態に応じて選択・調整が可能です。凹凸の目立つニキビ跡には薬剤導入に適したチップを、赤みや肌質改善には別のチップを、といったように、お悩みに合わせた設計ができる点も強みです。
薬剤導入では、ニキビ跡や肌質の状態に応じて医師が薬剤を選択し、針を抜いた直後の微細な通路から肌の内部へ均一に届けていきます。針・熱・薬剤の3方向から働きかけられることが、ポテンツァがニキビ跡治療で選ばれている理由です。
施術後は赤みや小さなかさぶたが生じることがありますが、多くの場合、数日から1週間程度で落ち着くとされています。
トライフィル
トライフィルは、炭酸ガス(CO2)の圧力と薬剤注入を組み合わせ、皮膚の内側から凹凸の原因にアプローチする治療です。
クレーター状のニキビ跡では、皮膚の下で瘢痕組織が硬く癒着し、肌表面が内側へ引き込まれていることがあります。トライフィルは、極細の針から炭酸ガスを注入することでこの癒着した組織を剥離し、凹みの原因そのものに働きかけることを目的としています。
剥離によって生まれたスペースには、目的に応じた薬剤を届けることができ、肌が本来もつ再生の働きをサポートします。
従来の針で癒着を切り離すサブシジョンと比べて、出血やダウンタイムを抑えやすいとされており、ダーマペンやポテンツァでは改善を実感しにくかった深い凹凸に対して検討されることがあります。
また、肌質を整えるポテンツァと組み合わせることで、より効率的な肌改善を目指すご提案が可能な場合もあります。
ディズムクリニックのニキビ跡治療の特徴
ディズムクリニックは、メンズ専門美容医療として、男性が相談しやすい環境づくりを大切にしています。
- 完全予約制
- プライバシーに配慮した院内設計
- 医師による丁寧なカウンセリング
ニキビ跡治療においても、肌状態に合わせた現実的な改善を目指すことを重視しています。
ニキビ跡は早めの相談が重要
男性のニキビ跡はなぜ残りやすい?原因と美容皮膚科での改善アプローチ
冒頭で述べたようにニキビ跡は、時間が経つほど治りにくくなる場合があります。
一度医師に相談することが、改善への第一歩になることもあります。
ディズムクリニックは、男性が自然体で肌の悩みを気軽に相談できる場所でありたいと考えています。