若い頃は、ふと目に入る「おじさんのおでこのシワ」や、「父親の険しい眉間のシワ」を見て、どこか他人事のように感じていた。そんな記憶はありませんか。
しかし気がつけば、自分自身も同じように、おでこや眉間にシワが刻まれてきて気になりだす方は少なくありません。
おでこや眉間に現れるシワは、長年の表情のクセに加え、皮膚のハリや弾力の低下が重なって生じます。
一度深く刻まれてしまうと、セルフケアだけで改善するのは難しいとされています。
ディズムクリニックでは、シワの種類や深さを丁寧に見極め、表情の動きや骨格に合わせた、自然な仕上がりを重視した治療をご提案しています。
本記事では、おでこ・眉間のシワができる仕組みと、美容医療で行われる主な改善方法についてわかりやすく解説します。
本記事の監修医師
D-ISMクリニック院長
薄井 庸孝
Nobutaka Usui
埼玉医科大学医学部卒業
埼玉医科大学総合医療センター放射線科入局
昭和大学病院放射線学教室入局
昭和大学横浜市北部病院放射線科入職
D-ISMクリニック入職
D-ISMクリニック院長就任
皮膚科
美容皮膚科
再生医療
放射線科
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本美容皮膚科学会
日本再生医療学会
放射線学会
おでこ・眉間のシワの種類と特徴

顔に現れるシワは、大きく「表情シワ」と「皮膚シワ」に分けられます。この違いを理解することが、適切な治療法を選ぶうえで重要です。
表情シワ(動的シワ)
驚いたときにおでこに寄る横ジワ、集中や怒りで眉間に刻まれる縦ジワなど、表情をつくるときに現れるシワのことを表情シワ(動的シワ)と呼びます。
若いうちは表情をゆるめると消えますが、繰り返しの筋肉の動きによって皮膚のクセがつき、やがて表情をつくっていないときでも薄く見えるようになります。
皮膚シワ(静的シワ)
表情を一切つくっていない安静時でも、顔にはっきりと刻まれているシワを皮膚シワ(静的シワ)と呼びます。
長年の表情シワの繰り返しと、加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少が重なることで形成されます。
表情シワに比べて改善が難しく、複数のアプローチを組み合わせることが推奨されます。
おでこの横ジワ・眉間の縦ジワの違い
おでこの横ジワは、主に前頭筋(おでこを上下に動かす筋肉)の繰り返しの収縮によって生じます。
一方、眉間の縦ジワ(11ライン)は、皺眉筋(眉間を寄せる筋肉)と鼻根筋の動きが原因です。
それぞれ関与する筋肉が異なるため、治療においてもアプローチする部位と量を個別に調整する必要があります。
男性のシワが深くなりやすい理由
表情の癖と筋肉の発達
男性は女性と比べて表情筋が発達している傾向があり、おでこや眉間を動かす力が強いことがあります。
強い筋肉の収縮が繰り返されることで、皮膚に深いクセがつきやすく、早い段階から静止シワへと移行しやすい傾向があります。
仕事でのPC作業や集中時に眉間を寄せる癖がある方は特に注意が必要です。
皮膚の厚さとコラーゲンの質の変化
男性の皮膚は女性より厚い傾向がありますが、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少すると弾力が失われ、シワが深く刻まれやすくなります。
20代と比べて30代以降はターンオーバーも低下するため、一度できたシワが回復しにくくなります。
紫外線ダメージと乾燥
日焼け止めを使わない、保湿ケアをほとんど行わないという男性は少なくありません。
紫外線の蓄積は皮膚のコラーゲン繊維を傷つけ、乾燥はシワを目立たせる直接的な要因になります。
こうした日常的なダメージの積み重ねが、シワの深化を加速させます。
睡眠不足・ストレスの影響
睡眠不足やストレスは、成長ホルモンの分泌を妨げ、皮膚の修復サイクルを乱します。
また、ストレスが多い状態では無意識に眉間を寄せる時間が増えることも、眉間ジワの悪化につながると考えられています。
保湿や美容液だけでは改善しにくい理由
市販の保湿クリームや美容液は、乾燥による浅いシワをやわらかく見せる効果はありますが、筋肉の動きによって生じた深いシワや、コラーゲン減少による静止シワには根本的に働きかけることができません。
おでこや眉間のシワの主な原因が「繰り返す筋肉の収縮」と「真皮のコラーゲン減少」にある以上、表面からのケアだけでは限界があります。
筋肉の動きを調整する治療や、コラーゲン産生を促す医療的アプローチとの組み合わせが、より効果的な改善につながります。
おでこ・眉間のシワに対する美容医療の考え方

美容医療では、おでこ・眉間のシワに対して次の2軸でアプローチします。
- 筋肉の収縮を一時的に緩和し、シワの原因となる動きを抑える(ボツリヌス注射)
- 失われたボリュームを補い、シワ・くぼみを物理的に整える(ヒアルロン酸注射)
これら2つのアプローチは、単独でも効果が期待できますが、組み合わせることでより自然で持続的な改善を目指せます。
当院では、シワの深さ・筋肉の強さ・顔全体のバランスを考慮し、最適な治療量と方法を医師が個別に提案しています。
※治療内容は医師の診察により判断されます。
ボツリヌス注射とは
ボツリヌス注射(ボトックス)は、ボツリヌストキシンという成分を表情筋に少量注入することで、筋肉の過剰な収縮を一時的に緩和する治療です。
おでこの横ジワ・眉間の縦ジワに対して、最も広く活用されているアプローチのひとつです。
筋肉の動きが穏やかになることでシワが寄りにくくなり、すでに刻まれているシワの深化を予防する効果が期待されます。
施術時間は短く、注射後は日常生活への影響もほとんどありません。
また、効果が出始めるまでに数日〜1週間程度かかり、持続期間は個人差がありますが一般的に3〜6ヶ月程度とされています。
男性の場合、筋肉が発達しているため、女性と比べてやや多めの量が必要になることがあります。
注入量が多すぎると不自然な表情になるリスクもあるため、男性の筋肉量・表情の動きを熟知した医師による診察と施術が重要です。
ヒアルロン酸注射との組み合わせ
ボツリヌス注射が「筋肉の動きを抑える」治療であるのに対し、ヒアルロン酸注射は「すでに刻まれたシワのくぼみを埋める」治療です。
この2つを組み合わせることで、より包括的なシワ改善が期待できます。
特に、静止シワが深く刻まれているケースでは、ボツリヌス注射で筋肉の動きを抑えるだけでなく、シワのくぼみ自体にヒアルロン酸を注入して溝を浅くするアプローチが有効とされています。
眉間の縦ジワや、おでこの深いシワに対して選択されることがあります。
また、加齢によってこめかみや眉上のボリュームが失われると、眉が下がって眉間に影ができやすくなります。
こうした部位へのヒアルロン酸注射での補正と組み合わせることで、顔全体の印象をより若々しく整えることができます。
自然な仕上がりのために大切なこと
おでこ・眉間のシワ治療において、「いかにも施術した感が出ない」自然な仕上がりを目指すことは、男性の場合特に重視される点です。
ボツリヌス注射の量が多すぎると、表情が乏しくなり不自然な印象を与えることがあります。
ディズムクリニックでは、男性の顔の筋肉の動きや表情の癖を丁寧に観察したうえで、最小限の量で最大限の効果を引き出すことを意識した施術を心がけています。
初回の治療では少量から始め、効果を確認しながら調整するアプローチも可能です。
- 完全予約制・プライバシーに配慮した院内環境
- 男性の筋肉量・表情の動きを考慮した個別の治療量設定
- 自然な仕上がりを重視したボツリヌス注射とヒアルロン酸の組み合わせ提案
シワが「深くなる前」のアプローチが鍵
男性のおでこ・眉間のシワが深くなる前に知っておきたいこと
おでこや眉間のシワは、浅い段階(表情シワ)でアプローチを始めることで、静止シワへの移行を緩やかにすることが期待できます。
すでに深く刻まれているシワでも、ボツリヌス注射とヒアルロン酸注射の組み合わせによって目立ちにくくすることは可能です。
「男性が美容クリニックで顔のシワを相談するのは大げさかも」と思っている方でも、ディズムクリニックはメンズ専門クリニックとして、男性が自然体で相談しやすい環境を大切にしています。まずはカウンセリングからお気軽にご予約ください。